バンクーバーの中秋の名月(2005)
ツリーモスが作った今年のランタン
2005年のバンクーバーからの中秋の名月です。カナダでどれぐらいの人が、今夜のこの美しい中秋の名月の姿を眺めているのだろう?
バンクーバーは中国からの移民の多い街なので、この時期、中国系のスーパーでは月餅(げっぺい)とよばれる丸い饅頭の販売があります。「そろそろ中秋の名月」と季節感を感じることもできるのですが、ニュースでは名月をとりあげられることもないので、日本で開催されている観月会のイベントに、恋しさを感じる今日この頃です。
でもそれに変わるイベントでもないですが、バンクーバーのとなり街・バーナビー市にあるディアレイク(Deer Lake)という大きな湖のある公園で「ランタンフェスティバル」が開かれました。各自、家で作ったランタンを夜、自由に公園に持ち寄って散歩するイベントです。
その夜、ディアレイク公園には、野外展示作品としてアートグループからのおもしろいデザインのランタンも展示されます。ひとつひとつ、楽しいランタンの作品を行ったりきたり。カナダらしく、サーモンのランタンがありました。ただ散歩しているだけなのに、すごく気持ちが穏やかになります。
「どうしてこんなに安らぐのだろう?」と散歩しながら考えていました。ランタンの中のキャンドルの灯りのあたたかさももちろんあるのですが、気づいたのは、実はこのランタンフェスティバルには交通整理の人が一人もいないのです。マイクロフォンで「気をつけてください!車が通ります!」のような音がひとつもないのです。それから楽しい夜店もありません。
人影もまばらで、散歩している人それぞれが自分のランタンの灯りを楽しみ、周りの人のランタンの灯りを見て楽しみという感じです。暗い静かな闇の中に、自分の小さな世界・空間が作りやすいのだと思います。それでいて、周りからのあたたかい灯りがあることに安心できたり。
日本では2003年の夏至の日から、100万人のキャンドルナイトというイベントが始まりました。冬至の日もあるみたいですが、なかなか魅力を感じでいます。
●100万人のキャンドルナイト
●Deer Lake(Burnaby)
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